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美味しいすいかの見分け方

美味しいすいか見分ける方法

暑い夏は何といってもすいかがいちばんですよね。
イベントや海水浴で楽しむすいか割りやみんなですいかを食べる夏休みの思い出、家族で食べる大きいすいかは懐かしい記憶として残るもの。

せっかく暑い日にすいかを食べるなら、みんなで楽しめる美味しいすいかを味わいたいですよね。
でも、丸ごとすいかって中身が見えないしどれを選べばいいのかわからない!と困ることありませんか?
今回はすいか農家の私が、皆さんに美味しいすいかを選ぶコツをお伝えしたいと思います。

美味しいすいかを見分けるポイントはいくつかあります。
これを頭に入れておけば、きっと美味しいすいかを見分ける事が出来るはず。
ぜひコツを覚えて、存分に美味しいすいかを味わいましょう!

すいかを見分けるポイント

すいか農家直伝!美味しいすいかを見分けるポイントは大きく分けて6つ。
昔から言われているものと、個人的な見解を含めて代表的なものをピックアップしてみました。

【すいかを見分けるポイント6選】

  1. 皮の縞模様がくっきり
  2. ずっしりと重く、ヘタやツルが緑色
  3. ヘタの付け根まわりが凸凹
  4. 弾むような音
  5. おしりに亀裂や腐敗がない
  6. 大きめがおすすめ

おいしいすいか

 

– 1.皮の縞模様がくっきり
すいかを選ぶ際には、なるべく縞の黒い部分が濃くなっていて、緑と黒の縞模様がくっきりしているものを選ぶとよいでしょう。
太陽のエネルギーを十分に浴びて順調に成長した証。縞模様の境目をさわるとデコボコに感じるほどくっきりしたものがよいといわれています。縞がくっきりはっきりしているすいかは、見た目もよくてなんだかおいしそうなすいかですよね。

– 2.ずっしりと重く、ヘタやツルが緑色
果皮がしっかりとしていて、重量感を感じるものを選びます。重量感があるすいかは水分がたっぷりふくまれてみずみずしいすいかといえます。お客さんが持った時に『おも!!』と見た目以上の重さにびっくりされることが多々あります。
さらに、ツルとヘタ部分が緑色だと採りたての新鮮なすいかです。

– 3.ヘタの付け根まわりが凸凹
ヘタの周りが少しへこんでいるものは甘味が強いといわれます。ヘタ周りの凹凸がくっきりしているということですね。
これも元気に成長したおいしいすいかと言えるでしょう。

– 4.弾むような音
これは、すいか農家が選別するうえで結構重要ポイントです。
すいかをたたいてわかるのは甘さではありませんが、弾むような音がするすいかは、空洞もなく実がしまっています。
すいかをもって叩いたときに振動が返ってくるような、弾むような音がするすいかがおすすめ。
農家としては必須条件の選び方ですが、なかなかスーパーの店頭ですいかをたたくのは、難しいと思うので、参考の一つとしてとらえましょう。

– 5.おしりに亀裂や腐敗がない
一般的に、おしりの「花落ち」と呼ばれるお尻の部分は、小さいほうが日持ちがよいといわれているようです。
ですが、個人的には大きくても小さくても美味しいすいかは美味しいし、あまり断言できないと思っています。むしろ、おしりの大きさよりも、その部分に亀裂や腐敗がない事のほうを重要視。おしりに亀裂があると、そこから傷みが早くなってしまいますし、食味の劣化につながります。すいかは追熟しないし、食べごろに収穫します。とにかく、早めに食べることをおすすめします。仏壇に飾りたい、人にあげたいなど、しばらく置く場合はすいかのおしりに亀裂や腐敗がないものを選びましょう。

– 6.大きめがおすすめ
むかしから、すいかは大きいほうがより甘いといわれています。
ご存知の通り、すいかは真ん中の方が甘いもの。大きいすいかは、必然的に真ん中に当たるところが広いため、甘いところも多いと言えます。そのため、大きいすいかは甘いといわれているのではないかと思っています。
しかし最近では、お客様から「小玉すいかの皮ギリギリまであまかった!!」と驚かれることも多いので、一概に「小さいすいかはおいしくない」ことはないと感じています。こちらは予備知識として知っておくくらいでよいでしょう。

おいしいすいか

お店でおいしいすいかを見分ける際には、1.皮の縞模様がくっきり/2.ずっしりと重く、ヘタやツルが緑色/3.ヘタの付け根まわりが凸凹などが判断基準にしやすいのではないでしょうか。

すいかの音が確認できるような状況ならば、ちょっと叩いてみて、弾むような音ならより安心して購入できますね。

すいかの日持ちは?

すいかの賞味期限

すいかはなんとなくしばらく置いておくイメージがあるかもしれません。
仏壇のお供え物にするご家庭も多いのではないでしょうか。
実際に、やはりお盆のお供え物としてご購入いただく場合も多くあります。
しかし、食味の上ではあまり長く置いておくのはおすすめしません。出来れば2~3日以内、どんなに長くても1週間以内くらいで食べきりましょう。
すいかは食べごろに収穫しています。そして追熟しないのです。美味しいすいかを食べたいならば、なるべく早めに食べましょう。

ハズレすいかのナゾ

なぜ、スーパーで選んだすいかにハズレが多いのか?
その理由は、すいかを収穫してからだいぶ日が経ってしまっているケースが多いからではないかと思います。
市場を介した物流の特性上、店頭に何日か並んでいるすいかの食味が劣化するのは仕方のないこととも言えます。
スーパーに並んでいるすいかは、収穫後数日経ってしまっていることをしっかり理解して、余計に早めに食べることをおすすめします。

美味しいすいか

すいかの保存方法

すいかは、冷やしすぎると食味を損なってしまう可能性があります。
食べるまでは風通しのよく直射日光の当たらない場所で常温保存がおすすめ。あまり高温になる場所も避けてください。
丸のままのすいかを冷やす場合、小玉すいかで食べる1~2時間程度前、大玉すいかなら大きさにもよりますが半日前くらいから冷蔵庫に冷やすくらいで充分だと思います。
あまり冷やし過ぎると、甘みを感じにくくなってしまいます。
ほどよくひんやり、おいしいすいかをぜひ召し上がってください。

すいかの栄養素については、別な記事で詳しく紹介していますのでそちらご参照ください。

おいしいすいか

一度に食べきれないすいかは、カットして切り口が乾かないようにラップをして必ず冷蔵庫で保存してください。
ブロック状にカットして冷蔵庫で保存すると楽ちん!すいかのカット方法についても別記事で詳しく書いておりますのでよかったら参考にしてくださいね。

美味しいすいかの見分け方のポイント挙げてきましたが、いかがでしょうか。
次回みなさんがお店ですいかを買う時に、美味しいすいかを見分ける参考になれば幸いです。

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この記事を書いた人

野菜ソムリエプロ ASUKA

野菜ソムリエプロ ASUKA

EDENの農作物と一緒にぬくもりを、そして野菜ソムリエとしてちょっと役立つ情報をお届けいたします。4人の母で自分自身も消費者として家族の健康を考えた食事にも関心が高いです。