かぶを無駄なく楽しもう!農家直伝・ かぶの部位別おいしい食べ方
かぶ部位別の使い分けで無駄なくおいしく!
こんにちは。山形県米沢市ですいかや野菜を栽培している野菜ソムリエプロASUKAです。
今回は「かぶ」を丸ごと楽しむため、かぶの部位別おすすめの食べ方をお伝えします!
かぶは、丸い部分だけではなく、葉の部分も食べることが出来る野菜。
捨ててしまいがちな葉は、実は栄養豊富な緑黄色野菜にあたります。
それぞれの部位の特徴を知っておけば、無駄なくかぶを丸ごと楽しむことができますよね。
現役農家で野菜ソムリエプロASUKAが、かぶの部位別の特徴とおすすめ調理法を紹介していきます!
【かぶ】浅漬けや煮物でそれぞれ異なる食感を楽しむ
≪かぶは実?茎?根?≫
いわゆる「かぶ」ときいて皆さんが思い浮かべる白や赤の丸い部分は、実は「胚軸(はいじく)」という部分。
根が肥大した部分という認識されている場合もありますが、収穫が近づいたかぶは地表に姿を現していることが多いので、茎の一部と認識されている場合も。
茎と根の間のあいまいな部分、実際に栽培している感じではどちらも間違いないように思いますが、正確な名称は「胚軸」です。
かぶの本当の「根」は、その下にあるヒゲのような部分を指します。
≪かぶのおすすめ調理法≫
味にクセがなく、たんぱくな味のかぶは幅広い料理に活用できます。
生のまま、かぶの食感を楽しむマリネや浅漬け、ピクルスなどもおすすめ。
生で食べる場合は、気にならなければ皮ごと使うのがよりおすすめです。
とくに、葉のつけ根周りはパリッとした皮とかぶのシャクッとした食感がおいしい部分。
ぜひ、かぶの葉のつけ根周りの部分は生で楽しんでほしいところ。
また、かぶは煮物やスープなど、加熱するととろける食感になり、なめらかな口当たりを楽しむことができます。
煮込み料理には皮をむいた方がやはりくちどけはなめらか。
パリッと生食、とろ~り味のしみた煮物、全く異なる食感をそれぞれ味わえるのが、かぶの魅力でもありますね。
≪かぶの皮も活用!≫
さらに、ピーラーでむいたかぶの皮も無駄なく活用可能。
炒めてキンピラや炒め物などにするとおいしくいただけます。
せっかくなので、無駄なく丸ごと食べ尽くしちゃいましょう!
【かぶの葉】下茹でして煮物や炒め煮、ふりかけに
≪かぶの葉・特徴≫
かぶの葉はβカロテンやビタミン、カルシウム、カリウムなど、ミネラルが含まれていて栄養豊富。
もし葉付きでかぶが手に入れば葉も無駄なくいただきましょう。
さっと塩ゆでしてアク抜きすればさまざまな料理に活用できます。
かぶの葉にふくまれるカルシウムは胚軸の約10倍!
牛乳と比較しても100gあたりのカルシウム量でいうと牛乳は約110mg、かぶの葉には250mg とかなり多く含まれていることがわかります。
ビタミンCも胚軸の約4倍です。捨てるなんてもったいないですよね。
≪かぶの葉・おすすめ調理法≫
炒め物や炒め煮、お味噌汁の具などにおすすめ。
細かく刻んで炒ってふりかけにも◎。
今回は、かぶの部位別の特徴とおすすめ調理法を紹介しました。
かぶは出来れば葉付きで購入して、それぞれ使い分けが断然お得。
野菜は部位別の特徴を知ることで、それぞれの部分を活かした調理法で楽しむことができます。
かぶの部位をそれぞれ無駄なくお得に楽しんでください。
かぶの保存方法についてはこちらの記事で詳しく記載していますのでよかったら併せてご覧くださいね。
ぜひのぞいてみてください ^^) 」
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この記事を書いた人
野菜ソムリエプロ ASUKA
EDENの農作物と一緒にぬくもりを、そして野菜ソムリエとしてちょっと役立つ情報をお届けいたします。4人の母で自分自身も消費者として家族の健康を考えた食事にも関心が高いです。