お米1合は何g？何cc？何ml？炊き上がりのご飯の量は？

お米一合とは？意外と知らない米知識

私たち日本人の主食、お米。
毎日当たり前のようにご飯を炊いていますが、お米１合ってどの位の量かじっくり考えた事のある方は少ないかもしれません。
今回は米農家で野菜ソムリエプロあすかが「あれ？お米一合って何gだっけ？」と、ちょっと疑問に思った時に役立つ米知識を解説していきます！

お米1合は何g？

結論から先にいうと、炊飯前のお米をg換算で考えると、お米1合の重さは約150g。
“約”150gというのは、お米の品種や状態（玄米や胚芽米、新米や古米など）により多少の誤差があるためです。
例えば、新米と古米では水分の含有量が異なりますね。
品種によっても多少重さの差があるので、お米一合は「だいたい150g」が目安になります。

お米1合は何ml（cc）？

お米1合の重さは約150g。
それって何ml（cc）なのでしょうか？

炊飯前のお米1合を体積を表すml（cc）に換算すると、1合は約180ml（cc）になります。
(1cc = 1mlでどちらも同じ体積)

ちょっと余談になりますが、お米を計量するときに、ml（cc）で測るの？gで測るの？どっちがいいのか迷ったことはありませんか？

ml(cc)とg(グラム)は、似ているようで全く別のもの。
一番の違いは、測っている対象が異なります。

ml(cc)=「体積（立体のかさ）」
g=「質量（物質の量）」

それぞれ図る対象が違う単位なので、お米１合=約150g=約180ml(cc)と数値が異なっているわけですね。

体積と重さ（重量）は異なる物理量ですから、本来は直接換算することができないのですが、水の密度に限っては1cc = 1gと置き換えることができてしまうのです。
それもあってか、「ml(cc)＝g」と勘違いしてしまいがち。

水の密度以外は単位体積当たりの重さは物質ごとに違うので、「ml(cc)＝gではない」ことだけは覚えておきましょう。

それから、単位の他にもう一つ気をつけたいことは計量カップの違い。
日本には180mlと200mlの計量カップが存在しますが、180mlカップは、お米1合の計量のための調理器具です。
うっかり200mlの計量カップでお米1合と勘違いしてご飯を炊いてしまうと、芯が残った固いごはんに仕上がってしまうので気をつけましょう。

米1合は何人分のごはん？

お米1合で何人分のごはんになるの？と思ったこと、きっとありますよね。
そんな時のために、続いてお米1合を炊いたときのごはんの量はどのくらいになるかについて触れていきたいと思います。

お米1合を炊いたときに、炊けるごはんの量は約330g。
お米の品種や状態、水加減によっても異なるので、およそ300g～350gくらいのご飯の量だと思っておきましょう。

それでは300g～350gくらいのごはんって何人分なのでしょうか？

中サイズのご飯茶碗なら、ごはん1杯で約150g前後。
つまり、お米1合で約2人分強のご飯になるということです。
しかし、これはあくまで目安。
育ち盛りの子どもやたくさん食べる人ならば1人で1合分を食べてしまう場合もあるでしょうし、逆に少食の人なら2人で食べても多いと感じるということもあるでしょう。
家族の人数や食べる量によって、「我が家」に必要なお米の量は変わってくるはずです。

ここまでお米1合って何g？について解説してきましたがいかがだったでしょうか。
普段当たり前に炊いているお米も、ふと「あれ？どうだったっけ？」と思う瞬間ありますよね。

そんな時にちょっとお役に立てれば幸いです。

お米の水加減を忘れた！そんな時の為の参考記事はこちらです。
計量カップがなくても美味しいご飯が炊ける豆知識を紹介しておりますので、困ったときに覗いてくださいね。

野菜ソムリエプロASUKAによるお米のおいしい食べ方や豆知識などInstagramでも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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