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【SDGsと農業】温室効果ガス削減ラベル

温室効果ガス削減の必要性とは

EDENのお米についている温室効果ガス削減の三ツ星ラベル。
お米をご購入いただいた方の中では、これってどんな意味?と思った方もいるかもしれません。

今回はそんな方のためにこの記事を書いています。
ちなみに温室効果ガス削減ラベル上の「特別栽培ラベル」についてはこちらの記事で説明していますので、よかったら併せてご覧ください。


なぜ温室効果ガス削減が必要か?を考えると地球温暖化やSDGsの理解を深めた方がつながってくるかと思います。
まずはSDGsからざっくりお伝えしていきます。

SDGsとは?

SDGs(エス・ディージーズ)という言葉は聴きなれたワードになってきましたが、どんな意味だか言えるでしょうか。
SDGsとは、Sustainable Development Goals の頭文字を取った言葉で、日本語に訳すと「持続可能な発展目標」という意味。
2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択され、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。
17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。
外務省:SDGs とは参照

日本国内でも様々な産業でこのSDGsに貢献するための取組みが求められています。
それは農業も例外ではありません。
今回は農業でどうSDGsの取り組みを行っていけるか考えてみたいと思います。

SDGsと農業

農業をしていて実感するほど気候変動は間違いなく顕在化しており、その影響が今後拡大していくことには心配は拭えません。
現に毎年各各地で大きな自然災害が起こっており、いつどんなことが起こってもおかしくないようにすら感じてしまいます。

温室効果ガスとは

温室効果ガスとは、二酸化炭素やメタンなど、大気中の熱を吸収する性質のあるガスのこと。

地球の表面は大気を通して太陽の光で温められ、地表の熱は赤外線として宇宙空間に放出されます。
温室効果ガスにはこの赤外線を吸収・放出する性質があり、地表から出ていく熱を吸収して大気を温めてくれる働きがあるんだそう。
つまり温室効果ガスは、地球の温度を生き物が暮らしやすい状態に保つ重要な役割を果たしています。

しかし、一方で大気中の温室効果ガスの濃度が高まると、地球の表面気温が過度に上昇してしまう。
これが地球温暖化の大きな要因の1つとなっているんだとか。

お米

地球温暖化の原因となっているガスは様々ですが、最も影響が大きいのは二酸化炭素だと言われています。
この二酸化炭素濃度は、産業革命前1750年から2013年までに40%以上も増加しており、
IPCCでは、大気中の温室効果ガスは、過去80万年間で前例のない水準まで増加していると報告されています。全国地球温暖化防止活動センター様HP引用

農業での温室効果ガス

二酸化炭素は主に石油や石炭など化石燃料の燃焼などによって排出されますが、農業も温室効果ガスの排出源のうちの一つ。
農業分野の温室効果ガスの排出には、燃料燃焼によるもの、農地土壌や家畜の排泄物の発酵によるもの等、日本の温室効果ガス排出量の約4%程度なのだそうです。
今後、温室効果ガス濃度がさらに上昇し続けると、さらに気温の上昇が予測されます。
自分が今後農業の継続するうえ、温室効果ガス削減に向けてできることを、小さくでもしていくしかありません。

農業で温室効果ガスを削減する方法

農業由来の温室効果ガスを削減するため、農林水産省では、温室効果ガス削減の「見える化」が進められています。

“農林水産省では、温室効果ガスの排出削減と吸収による「緩和策」と、その影響の回避、軽減、利用による「適応策」を一体的に推進しています。”
”持続可能な農業は、温室効果ガスの排出削減・吸収(緩和策)と気候変動への適応(適応策)を一体的に進めることが重要です。”
上記のように農林水産省のページに記載されています。

(↑説明が意外と難しいので、脳が理解するのを諦めて思考停止してしてしまいそうですが、私たちの住んでいる地球の話です、頑張って理解しましょう!)

私なりの見解では、「農林水産省では温室効果ガスを減らす取り組みと、気候変動に農業が適応するための取り組みを同時にすすめる」という認識です。
(間違っていたらすみません!)
そしてその温室効果ガスを減らす取り組みの一つが、温室効果ガス削減の「見える化」。
それが、EDENのお米に貼ってあるこのラベルにつながってきます。

温室効果ガス削減ラベルの意味

農林水産省では農業由来の温室効果ガス削減に向けて、生産者による環境への負荷の低減の取組を「見える化」する取り組みがあります。
どんな栽培方法かで温室効果ガス排出量を算定し、温室効果ガス削減レベル1から3の星で認定されます。
EDENのお米はその取り組みで温室効果ガス削減三ツ星をいただきました。

【温室効果ガス削減につながる栽培方法】

具体的にどんな栽培方法が温室効果ガス削減につながるか?
一例しては以下の通りです。

・水田の効果的な水管理(中干し期間の延長
→メタン生成菌の活動が抑制されメタン排出量が低減
・木炭や竹炭、鶏ふん炭などの有機物(バイオマス)を農地に撒く
→分解されにくい状態の炭素を長期間に土の中に貯めることができる
・化学肥料・化学農薬の低減
→化学農薬や化学肥料を工業的に生産するための化石燃料を削減
・暖房等での化石燃料の使用削減
→化石燃料等の代わりに木質バイオマスチップ活用、冬期の暖房利用による燃料を削減

【温室効果ガス削減星の数】

令和4年度の実証事業での温室効果ガス削減星の数の基準は以下の通りです。
農地面積10aあたりまたは農産物10kgあたりの温室効果ガスの削減率
(地域の慣⾏農法を基に設定されている標準値(都道府県別⼜は地域別)と⽐較した場合)

5%以上   →星1つ☆
10%以上→星2つ☆☆
20%以上→星3つ☆☆☆

温室効果ガス削減ラベル

今後この取り組みが進めば、温室効果ガス削減ラベルを目にする増えるかもしれません。
生産者は温室効果ガス削減の取組をする。
また、消費者はこのラベルの意味を知り、買う物を選択する。
そういう小さな選択や行動でちょっとずつ未来の環境が変わるきっかけとなるはずです。

もしあなたが生産者さんなら、自分の栽培方法はどのくらいの温室効果ガス削減につながっているか確認してみるのもいいかもしれません。
農産物の温室効果ガス簡易算定シートから算定可能のようです。

みんなで創造!持続可能な未来

今回は、EDENのお米ラベルから考えるSDGsと農業の関わりについて触れてみました。
ちょっとSDGsと農業というとなかなかピンとこない方も多いかもしれません。
ただ、地球温暖化はどこか遠いところの話ではなく、現実に私たちが生きている、この地球で起こっている現象です。
「自分には関係ない」ではなく、私たちそれぞれが「自分事」で考える必要があると思っています。
みんなで、笑顔で安心して過ごせる環境・そして未来を作っていきましょう。
今の子供たちがよりよい環境の中、自然とともに元気に笑顔で生きていける未来であってほしいと切に願っています。

 

みどりの食料システム戦略とは

最後にみどりの食料システム戦略について少し紹介したいと思います。
SDGsや環境を重視する国内外の動きが加速している昨今ですが、日本でも的確に対応し、持続可能な食料システムを構築することが急務とされています。
そこで農林水産省は新たな政策方針として、2021年に「みどりの食料システム戦略」を策定しました。

じつは温室効果ガス削減ラベルもその一環で、環境負荷低減の取組の「見える化」を推進していくものです。
食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現するために策定されたものですが、これが正直なかなか難しい。
取り組みの目的は理解できても内容や詳細については理解が追いつかないのが素直な感想です。

しかし、そんな中でもみどりの食料システム戦略について学んだ山形県内の大学生がPR動画を作成してくれたとのこと
「自分たちが学んだことを、一般の消費者の方にも理解してもらえるきっかけとなる動画を作って発信したい!」との思いからだそうです。
学生たちが学んだ感想としてもやはり理解が難しいとの声があるようですが、
学んだことを自分たちのフィルターを通して一般消費者に分かりやすく伝えようと行動する姿勢が素晴らしいと感じました。

山形県内の大学生が作成したPR動画は以下にリンクを貼っておきます。

山形大学農学部フードシステムチーム 
https://www.tr.yamagata-u.ac.jp/news/2023/news1666.html

山形県立米沢栄養大学
http://www.u.yone.ac.jp/region/midorisenryaku-prdougasakusei.html

学生の学びとアウトプットも参考にしながら、我々も共に理解を深めていきたいとところですね。

エシカル消費具体的にできること
「持続可能な未来の農業を目指す
EDENのお米は「夢ごこち」」

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この記事を書いた人

野菜ソムリエプロ ASUKA

野菜ソムリエプロ ASUKA

EDENの農作物と一緒にぬくもりを、そして野菜ソムリエとしてちょっと役立つ情報をお届けいたします。4人の母で自分自身も消費者として家族の健康を考えた食事にも関心が高いです。