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お米に虫がわく原因は?予防と対処方法を解説

お米に虫がわく原因は?予防と対処方法

家でお米を長期保存すると、いつの間にか虫がわいてしまうことがあります。
いざお米を洗おうとしたら、虫がわいていてびっくり!なんて経験はありませんか?
せっかくの炊こうとしたお米にむしがわいていたら、食べられるかどうか不安にもなりますよね。

この記事では、米農家でもある野菜ソムリエあすかが、お米に虫がわく原因や予防方法、そしてお米に虫がわいてしまった場合の対処方法をご紹介していきます。
お米を洗おうとしたときに、虫を見つけて「きゃーーー!!」となった時でも慌てないように、原因と対策を知っておきましょう。
ぜひ最後までお付き合いください。

お米 

お米に虫がわく原因

当然かもしれませんが、虫は自然発生することはありません。
何らかのルートで侵入し、気づいたら虫がわいてしまった!という状態になります。
主なお米に発生する害虫として挙げられるのは、ノシメマダラメイガとコクゾウムシなどです。

お米 虫の予防対策と対処方法

お米に虫が発生する原因

1.米袋の中で孵化する
2.米袋の通気のための穴から侵入する
3.米袋を食い破って侵入する

以下それぞれ簡単に説明していきます。

1.米袋の中で孵化する
稲刈り前の稲穂や、貯蔵時に卵が産みつけられ、米袋の中で孵化する場合があります。
虫は、稲穂や貯蔵時に米粒に穴を開けて卵を産みつけます。
産みつけられた米は本来は割れやすいので、ほとんどの場合は精米時に砕けて取り除かれることが多いのですが、100%ではありません。
卵を産み付けられているのに割れなかった米粒が混じっている場合、残念ながら精米段階で取り除くことはほぼ不可能です。
おうちの米袋の中に、虫の卵が産み付けられた米粒が混ざっていた場合、室温が20℃以上だとすると約1ヶ月ほどで孵化してしまいます。
そのため、未開封の米袋であっても虫が湧くことがあるのです。

2.米袋の通気のための穴から侵入する
さらに、小さい虫はお米袋の通気穴から米袋の中に侵入してしまうこともあります。
お米の害虫はお米だけを餌にするわけではなく、小麦粉、パスタ、ビスケット、乾燥麺や米屑などもエサにします。
知らないうちに屋内で増え、米びつなどお米の保存容器に移動してくることも考えられます。
お米以外の食品も、しっかり密封して高温多湿を避け、清潔&衛生的にを保つことが必要です。

3.米袋を食い破って侵入する
もしかしたら驚いてしまうかもしれませんが、ノシメマダラメイガの幼虫はビニールを食い破って侵入する可能性もあるのです。
お米をビニールで密封しているから大丈夫!と思っているあなたも油断禁物。
保管場所は風通しがよくて直射日光のあたらない、涼しい場所がおすすめです。

お米

お米に虫がわかない予防方法

いざ食べようとおもったお米に虫がわいてしまうのは、気持ちのいいものではありませんよね。
では、お米に虫がわかないようにするにはどうすればいいのでしょうか。
次はお米に虫がわくのを予防する方法を知っておきましょう。

お米 

お米に虫を発生させない予防対策

1.保存する場所と温度に注意する
2.密閉度の高い容器に入れる
3.虫除け対策グッズの使用

以下それぞれくわしく説明しますね。

1.保存する場所と温度に注意する
虫は一般的に気温20℃を超える湿度の高い環境下では活発に繁殖します。
さらに、気温や湿度が上がるとお米も傷みやすく、匂いが発生して虫を誘引しやすい悪循環になってしまいます。
反対に気温15℃以下では繁殖が鈍るとされているため、低温の冷蔵庫や野菜室で保存するのがベストです。
冷蔵庫にスペースがない場合は、常温でも風通しがよく、あまり温度や湿度が上がらない場所に保存しましょう。
シンク下にお米をしまっておく人もわりと多いかと思いますが、湿気がこもりやすいのでなるべくならシンク下は避けたほうがベターです。
特に高温多湿になりやすい夏は虫もわきやすくなるので、夏前にしっかりとキッチンやお米の保管場所を清掃し、衛生状態をキープしておきましょう。

お米 虫対策

2.密閉度の高い容器に入れる
虫が侵入できないよう、密閉度が高い容器に入れて保管するのも有効です。
購入後すぐにペットボトルやタッパー・ジッパー袋などの保存容器に入れて冷蔵保存することで、お米に虫が発生する可能性を大幅に減らすことができます。
また、お米を密閉度の高い容器で低温保存することで、食味の劣化防止にもなり、美味しいご飯をより長く楽しめます。

3.虫除け対策グッズの使用
お米の虫よけ対策として代表的に挙げられるのは唐辛子。
唐辛子に含まれる成分は虫が嫌いな香りを発するといわれています。
しかし、生の唐辛子は水分を含んでいるため、お米の中に入れて放置をしてしまうとカビの原因になる恐れも。
そのため、お米の虫対策としてよく使われるのは乾燥唐辛子なのですが、乾燥させる過程で成分が揮発してしまうため、生の唐辛子と比べて持続時間が短いともいわれています。
使用量はお米10㎏に対して唐辛子5本程度。中には混ぜ込まず、お米の上に置いておくだけでOKです。
唐辛子をそのまま置くのが心配な方は、ティーバックの袋に入れて置いておきましょう。
ただし、持続期間の目安はおよそ1か月程度といわれています。美味しいお米を味わうためにも、精米後1か月を目安に食べきれる量を都度購入するのがおすすめ。
他にもわさびやニンニクなども忌避成分を含み虫を寄せ付けない効果があるとは言われていますが、お米は食品の香りが移りやすい性質もありますので注意が必要です。
下のような便利な市販のお米虫よけグッズもあるので上手に活用するとよいでしょう。

お米に虫がわいてしまったときの対処法

ここまでお米の虫の予防策を挙げてきましたが、すでにお米に虫がわいてしまった場合はどうするとよいのでしょうか。
もう虫がわいてしまったお米を目の前にしたら”どうしたらいい?全部処分すべき?”ととっさに迷ってしまいますよね。

実は、お米につく虫自体は人体には無害とされているため、虫がわいてしまっても、基本的にお米は食べることは可能といわれています。
しかし、体質によってはアレルギーを引き起こすこともあるようなので、敏感な方は食べるのを控えておきましょう。

参考までに、もしもお米に虫が発生してしまったときの対策をいくつか紹介します。

お米にわいた虫を取り除く方法

1.天日干しして虫を取り除く
2.ザルでふるいにかける
3.お米を水に浸してよく洗う

お米にわいてしまった虫を取り除く具体的方法を記載していきますね。

1.天日干しして虫を取り除く
まずは、お米を風通しのよい場所に広げて干しましょう。
大きなシートや新聞紙などにお米を広げ、風通しの良い場所で数時間干します。
その際、目で確認できる虫は箸やピンセットで出来るだけ取り除きましょう。
コクゾウムシの成虫は日に当たると逃げると言われています。時間をおくといくらかは逃げていくでしょう。
ただし、お米をあまりに直射日光が当たる場所で干したり、長い時間干しすぎると乾燥してしまうので、要注意です。
お米が糸で繋がっているものや、虫に食べられたお米がある場合は同時に取り除きましょう。

お米 虫対策

2.ザルでふるいにかける
干し終わったお米はザルでふるいにかけます。
やり方は簡単。少量ずつお米をザルに入れて、軽くゆするだけ。
ザルでふるいにかけることにより、小さく捕まえにくい虫や卵を振るい落とす事ができます。
お米 虫対策

3.お米を水に浸してよく洗う
さらに、水にお米を浸して虫やフンなどを取り除きます。
お米を水に浸すと、虫やフン、食害された米粒は軽いので浮いてきます。何度か繰り返して洗いましょう。
数回水に浸し、浮いた虫や米を取り除く作業を繰り返せばOK。
お米を洗うことによって、小さなコクゾウムシなどはだいぶ取り除くことができます。

お米 虫対策

なおかつ、食べる前にお米を研ぐときには、いつもより回数多く丁寧に洗ってから炊きましょう。

ここまでざっと挙げてきましたが、もしもすでにお米に虫が発生してしまった場合は、これらの対処法で食べることができます。
ただし、あまりにも虫が大量に発生している場合や、虫の発生により食味が大幅に落ちてしまった場合は、無理して食べない方よいと思います。
人によってはアレルギーを引き起こす可能性もあるので充分気をつけましょう。

お米の虫対策まとめ

ここまでお米に虫がわく原因や予防策を挙げてきました。
簡単にまとめると、お米は適切な場所と温度で保管し、1か月程度で食べきれる量を購入するのがよさそうです。

仮に虫がわいてしまっても食べれることは食べれるかもしれませんが、
手間も時間もかかりますし、なにより不快な気持ちになる事は確かです。

せっかく買ったお米がおいしくなくなってももったいないですからね!
上手に保存しておいしいご飯を食べてくださいね。

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この記事を書いた人

野菜ソムリエプロ ASUKA

野菜ソムリエプロ ASUKA

EDENの農作物と一緒にぬくもりを、そして野菜ソムリエとしてちょっと役立つ情報をお届けいたします。4人の母で自分自身も消費者として家族の健康を考えた食事にも関心が高いです。