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春の味覚”菜花” くきたち との違いとは?

菜花とくきたちの違い

くきたち と 菜の花の違いを教えて!

こんにちは!野菜ソムリエの農ママあすかです。
春の味覚「菜花」。
畑が乾くと真っ先に咲き誇り、甘みとほろ苦さで春を感じさせてくれる野菜の一つでもあります。

ところで、皆さんは「菜花ってくきたちとどう違うの?」って思ったことありませんか?
ここら辺では、昔からご近所のおばあちゃんがよく
「くぎだちけぇ~!(くきたちよかったら食べろな)」
とよくおすそ分けしてくれます。
でも、よく見ると分けてくれるくきたちの葉がちょっと違うことに気づきます。

ここでは、ちょっと不思議疑問、
くきたちと菜花(菜の花)の違いや菜花の栄養素について紹介していこうと思います。
菜花とくきたちの違い

菜花(ナバナ)とは?

菜花とは、地中海沿岸・北ヨーロッパ・中央アジアが原産地のアブラナ(菜花)のつぼみと花茎、若菜を指します。
地中海沿岸からアフガニスタン近辺を原産地とするアブラナ(和種ナタネ)と、
アブラナとキャベツ類の交雑種からヨーロッパで成立したナタネ(洋種ナタネ)と大別されますが、
どちらも菜種油を採る大切な作物として古くから世界各地で栽培されてきました。

アブラナ科アブラナ属の野菜で、菜の花(なのはな)・菜花(ナバナ)・花菜(はなな)・油菜(アブラナ)・菜種(ナタネ)とも呼ばれます。

菜花は英記だとrepeseed(菜種)。
実は”菜花”という特定の植物の品種ではなく、アブラナ科アブラナ属すべての花のことをいいます。
つまり、アブラナ科アブラナ属の花のつぼみと花茎、若菜を指した総称ということです。
菜花とくきたちの違い

日本でよく食べられる菜花の品種としては
・江戸の伝統野菜「のらぼうな」
・オータムポエム「アスパラ菜」
などがあげられます。

くきたちとは?

では「くきたち」とは何を指すのでしょうか。
菜花はアブラナ科アブラナ属と前述しましたが、これは白菜・キャベツ・小松菜などの同じ属性にはいります。

そして、「くきたち」とはアブラナ科の野菜のとうが立ったものの総称です。

とう立ちの「とう」は「花を咲かせる茎」のことで、花を咲かすための花芽のついた花茎が伸びてきた状態のことを「とう立ち」と言います。
春になって大根や蕪などが茎をのばすことで、この茎が「とうが立つ」→「くきがたつ」→「くきたち」。
そこから、蕪や油菜などの野菜やそれらの薹のことも含めて茎立「くきたち」というようになったようです。
菜花とくきたちの違い

菜花と くきたち の違い

上記のことをまとめると、
「菜花」はアブラナ科アブラナ属の花のつぼみと花茎、若菜を指した総称。
「くきたち」とはアブラナ科の野菜のとうが立ったものの総称。

菜花と くきたちには、そんなに大きな違いはないことに気がつきます。
どちらもアブラナ科アブラナ属の総称で、指す部分が多少異なるといったところ。
しいて言うならば、菜花は「repeseed(菜種)」をふわっとまとめていうのに対して、
くきたちはアブラナ科の茎が成長した部分をピンポイントで指します。

例えば・・

菜花とくきたちの違い

小松菜↓

菜花とくきたちの違い
トウ立ちした小松菜

小松菜もキャベツも菜花も、春を迎えてトウ立ち(茎の部分が成長)すれば、
「くきたち」として食べるのです。

菜花とくきたちの違い

菜花の栄養効果と下処理法

菜花にはイソチオシアネートという成分が含まれているので、抗酸化作用や免疫力を高める効果があり、がん予防が期待できます。
菜花の可食部100gにはビタミンCが130mgも!さらに造血作用がある葉酸も多く含まれているので、貧血で悩んでいる人にもオススメです。
この他にも、鉄やカルシウム、カリウムなどが含まれているので、さすが春野菜、栄養豊富ですね。

選ぶときは葉茎が柔らかくてみずみずしく、蕾が揃っていて鮮やかな色のものを選び、購入後はビニール袋に入れるか新聞紙で包んで冷蔵庫の野菜室に入れ、可能であれば立てて保存しましょう。茹でて塩漬けにすると長く保存できます。
ビタミンCが豊富なので、美容効果も期待されています。

たっぷりのお湯を沸かして塩を一つまみいれ、茎から入れて全体的に色が変わる程度、短めにさっと茹でて水にさらします。茹ですぎず歯触りが残るようにするのが大切です。水にさらしすぎてもせっかくの風味がなくなってしまい栄養素も流出してしまうので、粗熱がとれたら早めに水からあげ、水気をきっていただきます。

菜の花のおすすめレシピと栄養素の活かし方!

栄養豊富な菜の花を使ったオススメレシピを紹介していきます。

菜の花はいろいろな料理に使える食材ですが、簡単なレシピは菜の花のおひたしや胡麻和えです。

おひたしや胡麻和えは菜の花を茹でて調味料と合わせるだけなのですぐ作れます。

私はシンプルにわさび醤油でいただくのが大好きです!(笑)
油との相性もよく、がん予防効果も高まるのでオリーブオイルでナバナのペペロンチーノなどもいいですね。
にんにくや玉ねぎとも高相性ですよ。の食材と合わせて料理すれば、さらに栄養効果が期待できます。

また、菜の花と合わせる食材でオススメなのは木綿豆腐です。
菜の花と木綿豆腐を和えて白和えを作りましょう。
シンプルな料理ですが、豆腐にはタンパク質やイソフラボン、レシチンなどが含まれているので、栄養豊富です。

菜の花の白和えには、にんじん糸こんにゃくを加えるのもオススメです。
ボリュームアップしますし、腹持ちがよくなります。

上手にいろんな食材と食べ合わせることによって、風邪予防にもつながります。
これから元気に春を迎えるために、たっぷり食べて元気に過ごしましょう!

 

@eden_asuka
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