CIMG7995私は山形県米沢市の旧家である農家産まれて農家育ち。そんな環境で育ち、農業なんて大変な職業、くそくらえ!(言葉悪くてすみません)と、ずっと思っていました。いつも暇なく忙しく、大変な農家の現実を見て育ったせいでしょうか、農業にいいことなんて見いだせなかったのです。その上、虫は大嫌いで全く触れない!
主人が『夫婦で独立就農したい!』と言ったときも、本当イヤ。ムリ。と拒否し続けていました。実は、そもそも主人が私の実家の農業を手伝うと言い始めたときもすごく反対でした。会社員家族の中で育った主人ですから、大変さを知らないで、わざわざ苦労する農家になってほしくないと思ったのです。

しかし、主人は半ば強行!!
そして夫婦就農という形で引きずられるように私も巻き込まれました(笑)

実際夫婦で農業を始めてからは、朝早くから夜遅くまで、農繁期は休みもなく農作業。就農当時は大変さに主人も衝撃を受けたようですが・・・(笑)そんな中でも夢を見つけ、自分なりにやりたい方向性も探し出し農業の発展も考え始めた主人をみて、農業にも夢と希望はあるんだ!楽しんで農業に取り組む人もいるんだ!とある意味衝撃を受けました。
私はというと、ネガティブな気持ちが大半だし、出産直後の育児となれない農作業で「やっぱり大変なだけじゃん!!」と・・・笑
その時は、主人も目先の農作業でいっぱいで、育児との両立なんて見えていなかっただろうし、私だけが苦労を背負ったみたいな心境で(汗)、農家の長女の義務感でようやく作業をこなしているような状態でした。

しかし、一度苦労を経験すると、人間強くなるようで。数年経過するごとに、農業を少しずつ楽しめるようになってきました。
いつのまにか主人に感化されたのでしょうか。(笑)
働き方改革、という言葉が広がっているように、農業のやり方も昔とは変わってきたことを感じます。
栽培品目にしろ、やり方にしろ、自分にあった方法を失敗を繰り返しながら取捨選択し、経営することを学んでこれたように思います。

でも一番は、家業という事で一緒にいる時間が増え、主人も家事育児が目に入るようになったのか、お互いに仕事も家事育児も協力できるようになってきたのが大きいです。(これは女性側にしたらワークライフバランスの大きなポイントですよね?)
就農当時は、農業は楽しくて面白い仕事だと自信をもって取り組む主人を、応援せざるおえない気持ちでしたが、今はお互いに協力して農業に取り組む気持ちに変化しました。

キツイ、汚い、危険、儲からない・・・etc、農業のイメージは相変わらずですが、今は農業もスマホで管理する時代になってきているのです。
まだまだ私たちも進化途中ですが、自分たちが楽しみながら取り組める農業をすることで、次世代の農業人口の増加につながればいいなと感じています。

実際に農業をするなかで感じたことは、三つあります。
一つは、自然の力ってすごいってこと。
天候など、人間ではどうにもできないこともある。実際に悔しい思いも、悲しい思いもしました。
でも、その自然の力で植物は大きくなり、実った野菜で私たちは栄養を摂る。
当たり前のようですが、それって素晴らしいことだなーと改めて感じます。
二つ目は、就農して感じたのは両親への感謝です。
農業一筋で仕事人間の父、そういう人たちがいたからこそ今につながる農業。
その傍らに家事と育児をしながら、父を陰ながら支える母。
今、就農している若者の約半数は同じように、両親の背中をみて、『恩返しがしたい』という気持ちをどこかに持っている方なのではないでしょうか、と、勝手に思っています。まぁ、父はまだ現役バリバリ、私たちはまだ全然足元にも及ばないような農業者ですがね・・・(笑)
自然の恵み、命のつながりや人とのご縁、いろんなことに感謝です。
三つめは、自由に生きる面白さ。
就農当初は、なによりも会社員のような安定が欲しい!と心から思っていましたが、「経営」する側は別目線。
怖さもリスクもあるけど、自由に考えて行動できる面白さがあります。
頑張ってやるのもやらないのも自由。生きがいをもって取り組むのも、そこそこな気持ちで取り組むのも自由。
保守的にするか攻めの姿勢でするかも自由。
そんなところが面白くて、今は育児家事と仕事であまり暇はないけれど、「生きてる」と心から実感、毎日充実しています。
人として、農業者として、女性としても、日々子供と一緒に成長中という感じの生活ですが・・・笑

この野菜パパとママが作ったんだよ、って教えると、子供たちはたーくさんの野菜を美味しそうに食べてくれるんです!
せっかく皆様とSNSでつながれる時代なので、笑伝の畑の様子を皆様に知ってもらい、親近感をもって、
家族が作った野菜を食べるような気持ちで、野菜農園 笑伝でとれた野菜を皆様に食べてもらえたらうれしいなと思っています♪